子供がいる家庭にとって、賃貸住宅での生活は思わぬ騒音トラブルに悩まされることが少なくありません。特に、足音や声が響いてしまい、周囲の住人に迷惑をかけてしまうのではないかと心配になることも…。
そんなパパママに向けて、今回は 賃貸物件選びのコツ と 騒音トラブルを回避する方法 を詳しく解説します
この記事を読めば、物件探しから内見時のチェックポイント、入居後のご近所付き合いまで、賃貸住宅で子育てを快適に送るためのヒントがわかります。この記事を参考に家族全員が安心して暮らせる賃貸ライフを実現しましょう
実際に私も騒音に悩やんだことから引っ越ししました、今では騒音に悩むことなく快適な生活を送ることができていますので、その時の経験を踏まえて家選びの際に気にしたいポイントをお伝えしていきます
◇子供の騒音でトラブルに巻き込まれないか心配
◇これから赤ちゃんを迎えるので引っ越しを考えている
◇物件探しで気を付けたいポイントを知りたい
子育て世帯が家選びを失敗すると
子育ての真っ最中に家が安心できる場所ではなかったらどうなるでしょうか?
騒音トラブルに悩まされると安心できるはずの家に帰りたくなくなり、騒音について常に考えるようになるので子育てにおいても悪影響をもたらすことがあります
実際に私たちがそのような経験をしてしまい、今ではそのような状態に絶対に戻りたくはありません
また、同じような思いを経験する方が少しでも少なくなればいいと思っております
私たちが騒音トラブルを起こしてしまった物件は子供がおなかにいるときに探した物件でした、予算のこともあり不動産屋さんからお勧めされる物件は木造アパートばかりでした
その時には騒音についてどのような問題が生じるのかイメージが及ばす、結局のところ築年数が浅いという理由で木造アパートの2階部分の部屋に決めてしまいました
いざ住んでみると隣の家から話し声が聞こえたりするので、子供が夜泣きをしてしまうと すぐに泣き止ませないと という気持ちから焦ってしまったり
子供が歩き始めるようになると階下の方から足音が気になると伝えられてしまったりして、
家に帰ることが億劫になってしまって子育てどころではありませんでした
今考えると我ながら最悪の家選びだったと思っています、不動産屋さんの担当してくれた方も若い方で子育て世帯の騒音について考えが及んでいなかったのかもしれませんが、私たちも子育てでどのくらい騒音が生じてしまうのか考えが甘かった点があります
騒音について一度悩んでしまうと子供の優先順位が下がってしまいます
子供にとって泣くことは成長の過程でとても大切なことですが、騒音を気にしてあやしたりすることは子供の成長にとってあまり良い事ではないのかと思うようになり、気分が鬱状態になってしまったこともあります
騒音トラブルに巻き込まれやすい家とは
騒音トラブルに巻き込まれやすい物件にはいくつかの特徴があります、この特徴を抑えることでトラブルに巻き込まれる可能性をグッと下げることができますので、実際の賃貸検索に沿って紹介していきます
今回は掲載物件数も多く全国の賃貸情報を網羅しているアパマンショップさんの画面で紹介していきます
賃貸情報アパマンショップエリア・路線図から簡単検索。敷金礼金0、バストイレ別、オートロックなど
こだわり条件でぴったりのお部屋見つかります


まずは地域を選んで希望条件を入力していきます、ファミリーを選択することで間取りが2LDK以上にチェックが入ります。今回はとりあえず希望価格等は決めずに「検索する」で条件に当てはまる物件が出てきます

建物の構造種別はSRCやRCを選ぶ
次に出てきた物件情報の右側にある「検索条件の変更」の下の方にある「絞り込み条件」から構造種別を選択していきます

住宅の構造は大きく分けて4種類ありアパートや戸建てで多い木造や軽量鉄骨のような構造は、鉄筋コンクリート造に比べて防音性が低く、隣室や上下階の音が響きやすい特性があります
・木造:通気性が良く、建設コストが低いので日本の小規模な建物に向いている
・鉄骨造(S):軽くて柔らかく粘り強い、比較的コストが安いのでアパートや戸建てで多い
・鉄筋コンクリート造(RC):耐火性、耐久性、防音性に優れているのでマンションで多い
・鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC):SとRCの特徴を併せ持つ、マンションに多い
騒音を気にしない生活を送りたいと考えるのであれば鉄骨コンクリート(RC)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)を選択しましょう
木造であってもメゾネットタイプ(2階建て賃貸)や1階を選ぶことで騒音トラブルに巻き込まれていないケースもあるかと思いますが、隣人とのコミュニケーションも重要な要素となってきます。隣人の方が騒音にどのくらい敏感な方か事前に見極めることは非常に難しいです
部屋の位置
建物の構造が同じでも部屋がどの場所に位置しているかで騒音トラブルの発生率について違いが生じます、階下に人が居住していない1階の部屋や角部屋を選ぶと接する部屋が減るので騒音トラブルが起こる可能性が下がります
特に子供が成長すると家の中で走り回ったりジャンプしたり、活発な子供ほど足音が気になってくることが予想されますので、そのような際には階下に人が住んでいない部屋を選ぶことが得策といえます
物件によっては1階が駐車場やエントランス、店舗になっていることがありますので、水害や防犯の面で1階に住むことが気になる方はこのような物件を探してみるのもおススメです
具体的に階下が住居かどうか確認する方法には物件の外観写真から確認する方法とグーグルマップで確認する方法があります

効率の良い物件の探し方
物件探しから内見のスムーズな方法
検索サイトでいい物件を見つけた後の流れとしましては不動産屋さんに連絡して現地で集合現地解散で内見を行いましょう
既に子供がおなかの中にいたり、子供を連れて内覧するとなると1日に何件も見て回ることは難しく理想の家を探し出すのに時間がかかってしまいます。ですが、現地集合にしますと自分たちのペースで物件を見ることができますので、うまく回れば1日で3~4件は内覧することができます
物件の条件が合わないと不動産屋さんの店舗に帰ってお茶を飲みながら他の物件を紹介される、、、なんてパターンもありますが大抵の場合こちらの予算よりもちょっとオーバーした物件を勧められて正直な意見としては時間の無駄です
子供も飽きてしまうと内見がやりにくくなってしまいますので、じっくり家を探すことができなくなってしまいます、私たちは子供の機嫌をうかがいながら内見を進めていきました。
内覧時のチェックポイント
内覧の際は実際に現地に行ってみないとわからない防音性や状況をチェックしましょう
床や壁の音の響き方
床や壁の音の響き方は実際にドスドス歩いたり壁を叩いてみるとわかります
壁も場所によって音の響き方が違うことがありますので隣の部屋と接している壁はしっかりと確認しましょう
不動産屋さんも立ち会うと思いますが正直に騒音の悩みがあって部屋探しをしていることを伝えることで特段怪しまれることはありません、気を遣うべきは不動産屋さんではなく家族です
子育て世帯が多い物件かどうか
同じ集合住宅内に子育て世帯が多いと騒音について理解があるので全くいない所よりもトラブルが発生しにくくなります
おススメのチェック方法としましては駐輪場を確認することです、駐輪場に子供用自転車または子乗せママチャリがあればその住宅内に子育て世帯がいる確率が高いです
また、共用部にお砂場セットが置いてあったり子供用の傘がかかっていたりすれば子育て世帯がいる可能性が高いですそちらも実際の内見時にチェックしてみましょう
過去の騒音トラブルの有無
過去に騒音によるクレームがあったかどうか不動産屋さんに確認してみましょう、わかる範囲で教えてくれるかと思います。もし過去にトラブルがあれば再発の可能性があります。また、騒音クレームがあると掲示板に張り紙があるケースもあるのでそこもチェックしましょう
奥の手としましては実際にその住宅に住んでいる方に騒音について尋ねてみるという手段もあります
私たちは内覧の際にどうしても失敗したくないという思いから実際に住人に話を聞いてみたことがあります、事情を説明したら丁寧に教えてくれたので良かったです
怪しまれることもありますのでお勧めはしませんが(笑)
幹線道路や線路との距離
建物が閑静な住宅街にあると騒音が余計に気になってしまう可能性があるので閑静な住宅を避けることも騒音対策に繋がります
閑静な住宅街にはその静かさを好んでそこに住んでいる方もいます、そういった方とトラブルになるのを避けるためにも建物周辺の騒音も気にしてみましょう
ただし、子育てするにあたって大きな道路が近くにあると事故などの心配ごとも増えてしまうので個人的にはこのポイントの優先順位は低くても良いかと思います

引っ越し後はあいさつも忘れずに
しっかり防音性の高い部屋を選んで引っ越ししたら、近所の方への挨拶も忘れないようにしましょう
あらかじめ挨拶して子供がいることを伝えることでその後のトラブルを回避できる可能性も高まります
また、あいさつすることで近隣にどのような人が住んでいるのか(子育て世帯、高齢の方などなど)把握することができます、近隣の方の活動時間などを知ることによって騒音に気を遣う時間帯などのポイントも抑えることができます
以下はまとめになります。しっかりと家選びすることで騒音トラブルに巻き込まれることなく子育てをたのしんでいきましょう
- 子育てにおいて騒音問題は死活問題
- 防音性の高い物件は鉄筋コンクリート造や階下に住居がない部屋
- 検索のポイントは建物の構造種別や部屋の位置
- 内覧時には床や壁を確認
- 内覧時に他に子育て世帯がいるかどうかも確認
- 引っ越し後は挨拶することでトラブルを回避
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