子育ては木造のアパートでも大丈夫?実際に子育てした経験から見えたものとは

騒音対策
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木造アパートの騒音イメージ

木造アパートで子育てをすると「子供の足音が響かないか」「夜泣きの声がうるさくないか」など騒音が外に漏れてトラブルにならないか気になってしまうこともよくあるのではないでしょうか

私も実際に木造アパートでの子育てを経験しましたが正直なところ木造アパートは子育てには向いておらず、精神的にもなかなか堪えるものでした

この記事をお勧めしたい方

1⃣ これから赤ちゃんを迎える

2⃣ 結婚を機に引っ越しも考えている

3⃣ すでに子育てしているが騒音でトラブルにならないか心配

木造アパートが子育てに向いていない理由としてはその構造上 音が漏れやすい & 赤ちゃんや子供は騒音を気にせず音を発するからです

赤ちゃんや子供に静かにするよう促すのは難しく、騒音を気にして生活するのはストレスが溜まってしまいます

私も実際に木造アパートの2階で2年半子育てを経験し、騒音トラブルになってしまい、あれこれ対策を施してきましたのでその際の経験も踏まえてお伝えできればと思います。

木造アパートの構造

賃貸住宅のつくりには木造、鉄骨、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリートなど種類があります

なかでも木造は一番防音性能が低いつくりと言えるでしょう、理由としては木材の性質上隙間が多い(通気性が高い)ので音を通しやすいことにあります。それに比べてコンクリートは隙間がないので音が通りにくいのです

湿度の高い日本では通気性が良いことで湿気やカビによる建物の劣化を防ぐことや材料が安価であることなどメリットも多いので木材は昔から住居に用いられている材料となっております

基本的な構造としては下記のように木材の柱の隙間に断熱材などを入れ、その上にベニヤ板など床材を設置します

木造アパートの床構造

なかには木造アパートでもトラブルになりにくい部屋もある

木造アパートでもメゾネットタイプや1階の部屋に住むなど、建物の使い方によっては騒音が響きにくい構造もあります。戸建ても大半は木造住宅ですのでそのような住宅であればトラブルに巻き込まれる可能性がグンと低くなることでしょう

実際には木造賃貸住宅は騒音トラブルに巻き込まれる可能性は高いので、これから物件を探す方は構造による防音性の違いも頭に入れて家選びを行いましょう

騒音は一定の基準はあるものの相手のとらえ方次第でどんな音も騒音となってトラブルになってしまうことが一般的です

一度騒音のクレームを伝えられてしまうと発する音に敏感になり、子供の一挙手一投足が気になってしまい大変なストレスが溜まってしまいます

特に子育て中起こりやすい騒音は3つあります

☑夜泣きの声や子供を叱る声

☑机やいすをたたいたり、物を落とす生活音

☑子供が歩いたり走り回ったりジャンプする足音

夜泣きなどの声による騒音

声による騒音は空気を伝って音が聞こえます、木造に限りませんが窓を開けていたりすれば接する隣人だけではなく近所まで声が響いてしまうなんて事も

そんな場合は、窓を閉めたり寝室を隣の部屋と隣り合わないようにするなど生活スタイルを変えることによって改善できる余地も多いことが特徴です

また、夜泣きはある程度月日が経てば収まることなどから相手側もそれを理解してトラブルまでに発展していないというケースも考えられます

生活の中の衝撃音

日常生活の中で椅子を引きずったり、スプーンを落としてしまうなど床を伝って騒音が階下へ響いてしまうケースもあります

頻度としてはそこまで多くはないかと思いますが実際にはよく聞こえている騒音の一つです

こちらもクッションを敷いたり椅子の足にカバーを付けるなど対策方法はいろいろ考えられます

足音

木造のアパートの騒音で特に気にするのが供の足音だと思います

足音も床を伝って階下へ音が伝わる騒音で頻度も多く、物を落とした時の衝撃音よりも音が響くことから上下階間のトラブルが発生していることと推測できます

足音に対する対策としては防音シートを敷いたり夜は子供を寝かしつけるなどが挙げられます

騒音に対する防音対策はそれぞれ騒音の種類によって対策も異なります

空気を伝わる騒音に対しては空気を漏らさず層を厚くするイメージ

夜泣きや子供を叱る声に対しては泣かせないようにすることや叱らないといった発生源に対する対策のほか、物理的には空気を閉じ込めるイメージで対策を施すことが効果的です

☑防音カーテンの設置

☑隣の部屋と接する壁際に家具を配置する

☑遮音シートと吸音材を設置する

床を伝わる騒音に対しては振動を抑えるイメージ

生活音や足音は音を発生させる時間を気をつけたり床にシートなどを敷いて対策を施して振動を抑えることが効果的です

☑ジョイントマットの設置

☑防振マットの設置

☑走り回れないような部屋の動線を考える

私は当時引っ越すことが難しかったので窓には防音カーテン壁には防音シート+吸音材床には防音シート+防振マット+ジョイントマットを敷いて騒音対策しましたが住んでいた木造アパートでは効果は薄かったようです

結局のところ騒音のクレームが終わることなく引っ越しを検討することになりました

私たちはクレームの一番の原因は足音によるもので、夜泣き等はそれほど気にならないと伝えられていました

今になって感じますが防音対策は床にもっと力を入れるか、はじめから引っ越しにお金を使うべきだったと反省しました

私が実際に防音対策にかかった費用は9万円前後でした、その内訳などはこちらの記事にてお話しております

実際に私たちは子供が生まれる前に防音対策を施し、赤ちゃんを迎えました。

夜泣きや泣き声はすぐにあやしたりしてクレームこそありませんでしたが、音を抑えないとというストレスは募っていました。

また、子供が歩き始めてから足音がとても響くと伝えられるようになってからはさらに音に敏感になっていたように思えます

クレームを伝えられてからははなるべく早く寝かせたり、外出を増やしたりいろいろ対策したものの家に帰ると音のことばかり気にして常に気を張った生活になっていました

クレームを伝えられる前は近所の方と挨拶や会話などもありましたがクレーム以降はだんだん顔を合わせないようにと避けるようになったり子供が走るとすぐに注意したりと騒音によるストレスで悪循環に陥っていたと思います

さらに、施した防音対策の効果が実際にどのくらいあるのかもわかりませんでした。クレームが来るということはほとんど自己満足で終わっていたのかと思います

そんな経験から同じような経験はしてほしくないので木造アパートでは騒音対策よりも引っ越しがおすすめと言えます

中にはクレームを伝えたいクレーマーのような方がいると聞いたことがあります

大家さんを交えた苦情のイメージ

はっきり言ってクレーマーにあたってしまった際はどんな騒音対策も無駄になります

なぜなら改善できたとしてもクレームを伝えることが目的なので新たなクレームの種を見つけては攻撃してくるからです

そういった場合は運が悪かったと思って引っ越しなど距離をとるようにしましょう、何かしら被害が出る恐れもあります

クレーマーかどうか見分けるポイントとしてはクレームを伝えられた時の話し方や謝罪に行った時の話方の中で改善しようとしていることに理解が得られているかどうかになります

例えばクレームを伝えられた際に相手側から「夜何時以降は静かにしてほしい」など相手側も騒音がしかたないので最低限の条件を示してくれる方は理解がある方と判断できます

実際はそういった理解ある方には騒音で悩ませてしまっていることが申し訳なく感じ、どうにかしたいと思ってしまうことと感じます

木造アパートではその構造上騒音の悩みに巻き込まれる可能性が比較的高く、防音対策の効果もそこまで期待できないでしょう

取れる行動としては防音対策をやるだけやってみるか、いっそのこと引っ越ししてしまうことです

ただでさえ子育ては大変なのでそこに騒音も気にすると大変なことしかありません、ストレスが溜まってしまう前に行動することが大切です

騒音の悩みに巻き込まれることなく、子育てに注力できる方が増えてほしいと願っています

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