ペットが亡くなったとき、特に賃貸物件に住んでいる方はどう対応すべきか迷うことが多いと思います。
賃貸物件では、ペットの遺体を埋める場所がなかったり公園に埋めることは禁止されているため、適切な火葬や供養を行う必要があります。また、ペットの死後すぐに対処しないと、衛生面の問題も発生するため、速やかな対応が求められます。
特にハムスターや金魚など小さなペットに対応している葬儀屋さんも把握しておきたいポイントとなります
この記事では賃貸におけるペットの供養の選択肢、やってはいけないこと、具体的な火葬までの手順などを詳しく説明し、飼い主が安心して正しい方法で見送れるようサポートします。
☑安置の方法
☑供養の種類
☑火葬業者の紹介
☑小さなペットに適した供養
ペットが亡くなったらまずすべきこと
ハムスターや金魚などの小型ペットが亡くなった場合、適切に安置することが重要です。遺体を清潔に保つために感謝の気持ちを伝えながら丁寧に対処していきましょう
遺体の安置方法
遺体はなくなってしまうと腐敗が進んでいきますのでできるだけ早めに対処していきましょう
1 清潔に保つ
ペットが亡くなったことを確認したら、体を優しく拭き、清潔な布やタオルで包みます。腐敗が始まるのを防ぐために早めの対応が必要です。
2 一時的な保存
火葬などの手配を進める間になるべく涼しい場所でペットの体を一時的に保存します。2〜3日以内に葬儀の手配を進めるのが理想です。
特に金魚などの遺体は乾くと状態が変わってきてしまうため濡れたタオルで包むなどの処置が必要です
金魚が食べてしまう可能性も
また、金魚は雑食性で何でも食べてしまうので亡くなった金魚を水槽に放置していると他の金魚に食べられてしまう恐れがあります、金魚がなくなったことを確認したら水槽から出して安置した方が良いでしょう。
遺体を公園に埋める
金魚やハムスターの遺体をそのまま公共の公園に埋めることは、ほとんどの地域の条例で禁止されています。これに違反すると罰金やトラブルになる可能性があるため、必ず適切な方法で対処しましょう。
マンションでのペット供養の選択肢
マンションなどでは埋葬するスペースがないことが多いため、他の方法でペットを供養する必要があります、自分に合った供養の方法を選択しましょう
ペットの遺体処理に関しては地域ごとのルールがあり、法律やルールを守らないと最悪の場合罰金を取られたり環境への影響が生じる可能性があります
また、基本的に犬であれば自治体に連絡するケースが多い(狂犬病ワクチンの接種義務から)のですが指定動物を除く小動物は届け出の必要はありません
地域のルールに従って適切な処理を行うことで、問題を避け、ペットに対する最後の義務を果たすことができます。
自治体の遺体回収サービスを利用する
マンション住まいのように自宅での供養が難しい場合、地域の自治体が提供するサービスを利用することができます
自治体によっては、小動物の場合は一般廃棄物(家庭ごみ)として出してくださいとする場合が多いですが一部の自治体では、小動物も収集や持ち込みによって火葬してくれる自治体もあるようです(横須賀市など)
自治体サービスを利用する場合の注意点としては遺体をきちんと袋に入れるなど、清潔に保つことが重要です。またペット用の棺もあるので一般廃棄物に出すのが抵抗あるに方はおすすめです
私も子供がいるので飼っていた金魚がなくなった時に一般廃棄物に出すことに抵抗がありました。白い布に包んで出しましたがこの時に棺の存在を知っていたらと思いました
ペット葬儀業者による火葬・供養サービス
ペット葬儀業者を利用する方法は、マンション住まいの方にとって専門的な供養ができる選択肢となります
一般的な方法としてペット専用の火葬があります。賃貸住まいでも安心して利用でき、個別に供養してもらえるため、心を込めたお別れが可能です。また、ペットの火葬の中でもセレモニーを開いたり個別に火葬を行ったりとお別れの方法が選ぶことも可能です
葬儀屋さんによっては自宅にお迎えに来てくれるサービスもあるので状況に合わせて選ぶことがポイントとなります
☑最後の別れを見届けることができます
☑安心感がある
個別火葬
個別火葬とは個別にペットの遺体を火葬し、遺骨を返却してもらうサービスです。飼い主が自宅に遺骨を持ち帰ることができるので後日供養を行うことも可能です。
合同火葬
複数のペットと一緒に火葬されるため、費用を抑えたい方にはおすすめです。ただし遺骨の返却は行われないことが一般的です。
ペット霊園での供養
火葬後、ペット霊園に納骨する方法もあります。こちらはペットのための専用の墓地を持つ霊園に遺骨を納めることで、定期的にお墓参りが可能です。費用は霊園やプランにより異なり10,000円〜50,000円程度となります。
おうち供養
おうち供養とは遺骨を骨壷に納め、自宅にて供養する方法です。最近では、ペット用の可愛い骨壷や、遺骨を少量だけ取り出してペンダントにするアクセサリーも人気です。賃貸住まいでも簡単に供養でき、家族と一緒にいつでも思い出を共有できます。
プランター葬
マンションで行う土葬の方法としてプランター葬という選択肢もあります
これは、小動物(ハムスター、金魚、小鳥など)の遺体をプランターに埋め、植物を育てることでペットを自然に還しながら思い出を残すことができます
デメリットとしては異臭や害虫などの影響が出てしまう恐れがあることです、特にマンションなどは共同住宅になりますのでトラブルの原因になってしまう可能性もあります
金魚の遺体をトイレに流してはいけません
たとえ体が小さな金魚でも遺体をトイレに流してはいけません、排水管が詰まってしまう可能性があります。
また、子供にもそのような姿を見せたくはありませんので大切に供養した方が教育的観点からも良い事でしょう。
小動物でも対応可能な火葬業者
ここでは、ハムスターや小鳥、金魚など小動物でも利用できるペット火葬業者を紹介します
基本的に24時間365日対応しており、ペット専用の霊柩車でお迎えしてくれることが多いようです
料金設定もペットの種類や火葬の方法で決められているケースが多いので明瞭な点が良い点になります
業者を選ぶ基準としましては住んでいる地域が対応エリア内かどうか、ペットの種類は対応可能かどうかどうか、予算やお別れの方法によって選ぶといいでしょう
ペットセレモニー
ペットセレモニーは株式会社LIBEX(リベックス)という会社が運営しており、静岡県と愛知県が対応エリアとなっています
ペット専用の霊柩車でお見送りをしてくれます。霊柩車と言っても外装は一般の自動車ですので目立つことがありませんので賃貸マンションでも安心してお別れをすることができます
プランは合同火葬・個別火葬・セレモニーまで幅広く対応しており、24時間365日無料で相談可能なのでどうしていいか分からない時にも頼りになってくれます
料金についてもペットの体重によって一律の料金設定となっているのでわかりやすい事が特徴です、ハムスターや金魚など小動物の合同火葬の場合相場は5,478~13,200円となっています
ペットセレモニーは金魚や蛇、昆虫も対応してくれるのが大きなポイントです
ペット葬儀110番
ペット葬儀110番はシェアリングテクノロジー株式会社(東証GRT上場)が運営しており、日本全国で対応しています。
合同火葬の場合はペット専用の霊柩車で、個別火葬の場合は専用車にて火葬を行って骨壺を返骨してくれますので、ずっとペットと寄り添うことが可能です
24時間365日相談可能ですので分からないことがあれば相談することが可能です
ペット葬儀110番は北海道から沖縄まで日本全国で対応してくれるのがポイントとなります
<日本全国対応可能>
お別れまでの流れ
実際にペットの火葬を依頼する際の手順を説明していきます
1: 火葬業者へ連絡
まず、ホームページや電話から連絡をします。適切な安置の方法も聞いておきましょう
2: 日程の調整
次に、業者と火葬の日程を調整します。火葬車で自宅まで来てくれるサービスを選ぶ場合、都合の良い日を事前に相談しましょう。
3: ペットのお別れ
火葬の前に、ペットとの最後のお別れの時間を持ちます。家族全員で感謝の気持ちを伝え、思い出の品をそばに置くことも良いでしょう。
4: 火葬の実施
火葬業者がペットを火葬します。個別火葬を選んだ場合、終了後に遺骨を返却してもらえます。遺骨は希望に応じて自宅で保管したり、霊園に納骨したりします。
よくある質問
Q: ペット火葬にかかる時間はどのくらいですか?
A: ペットの大きさや火葬業者によって異なりますが、ハムスターや金魚のような小型ペットの場合、30分〜1時間程度で火葬が完了することが多いです。個別火葬の場合は、終了後に遺骨を受け取ることができます。
Q: ペットの遺骨はどのように処理されますか?
A: 個別火葬を選んだ場合、火葬後の遺骨は骨壷に入れて返却されます。その後、自宅で供養したり、ペット霊園に納骨することができます。合同火葬の場合は遺骨の返却はありませんが、業者が共同供養を行います。
Q: 移動式火葬車とは何ですか?
A: 移動式火葬車は、火葬設備を備えた車両が自宅まで来てペットを火葬するサービスです。賃貸住まいの方でも、自宅でお別れの時間を過ごしながら火葬が行えるため、忙しい方や自宅で静かに見送りたい方に人気があります。
マンションでの小動物の供養について
この記事のまとめになります
- ペットが亡くなったら丁寧に安置する
- 自治体の対処方法を確認する
- 遺体を公園に埋めたりしてはいけない
小動物の供養方法について
- 通常は一般廃棄物となるケースが多い
- ペット火葬のサービス
- プランター土葬
- ペット専用の棺の活用
ペットへの感謝の気持ちを大切に
- 最適な供養の方法を決める
- 感謝の気持ちを込めて適切に対処
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